こんにちは、クラウドエース編集部です

クラウドエース株式会社のグループ会社である吉積情報株式会社は、2020年4月、医療機関向けに Cmosy Medical (クラウド型手術動画管理システム)をリリースしました。今回の記事では Cmosy Medical が手術動画管理にもたらす効果について解説します。

「 Cmosy 」は元々放送局向けに開発されたWebサービス

Cmosy は元々放送業界向けに開発されたサービスで、主に以下の課題を解決するために導入されてきました。

  • シャドーIT(フリーのファイル送信サービス)の横行
  • バイク便によるファイル配達のコスト(時間&料金)
  • 物理メディアの煩雑な管理

Cmosy は G Suite ( Google ドライブ)と連携して動作するサービスです。

一般的に Google ドライブ では、ファイルの社外共有をNGにしている企業が多いのですが、Cmosy を利用すると、この制約を保持した状態でファイルを社外と共有することができます。しかし、「社外へのファイル共有」は放送業界に限らず、あらゆる業界で発生する普遍的な業務です。元々は放送業界向けに開発されたサービスでしたが、現在は「 G Suite の拡張サービス」として様々な業界で利用されています。 Cmosy について詳しく知りたい方は公式サイトをご参考ください。

これまでの手術動画の管理と課題

一般的に手術動画は、細部まで確認する必要があるため、高画質で保存する必要があります。また、手術は長時間行われることが多いため、必然的に大容量となります。これらを記録用としてサーバに保存しているのですが、法律的には保存の義務がないことと、ストレージ容量の問題から、保存期間は数カ月間のみとし削除してしまっている病院がほとんどです。

また、プレビュー機能が無いため録画した手術動画はサーバルームから取り出して持ち運び、専用端末で視聴する必要があります。そのため院内で閲覧をするには決められた場所で閲覧をしなければなりません。中には勤務時間中は忙しく自宅に持ち帰ってしまい、結局返却されずにそのままになっていることもあります。

運用管理が乱雑になってしまいいつ情報漏洩が起こってもおかしくはありません。

実はこの状態は Cmosy を放送局向けに開発を始めたときの状態とよく似ていました。これまで放送局で培ったノウハウを医療業界向けにカスタマイズできれば、課題を解決できると思い Cmosy Medical を開発しました。

放送局がクラウド化によって起こった変化

Cmosy Medicalは従来型管理システムの課題を解決するために開発されたシステム

Cmosy Medical は、容量無制限で利用できる Google ドライブを医療業界向けにカスタマイズしたクラウド型手術動画管理システムです。従来型手術動画管理システムでは容量制限、利便性、セキュリティなどに課題がありました。Cmosy Medical ではそういった課題を解決するために開発されました。

Cmosy Medical 概要

定額容量無制限でファイルを保存することが可能

Cmosy Medical は定額容量無制限の Google ドライブをファイルストレージとして動作します(※1)。 Cmosy Medical のユーザは数百TBファイルを保存しても、ライセンス料金以外の追加費用は請求されません。容量の大きい高画質の手術動画を格納する要件に対して、非常にコストパフォーマンスの高いプロダクトになります。 Cmosy Medical を活用するとストレージ、サーバ管理コストを大幅に削減することができます。

※1 Cmosy Medical を利用する場合 G Suite Business の契約が必須になります。1ユーザ当たり1,360円/月のコストが発生し、5ユーザ以上で契約すると容量無制限でストレージを利用することができます。

手術動画にメタ情報を付与することで検索性を高める

長年運用していくためには動画と動画の情報を紐付けて管理をする必要があります。 Cmosy Medical では、動画をアップロードするときに動画の情報をメタ情報として付与する機能があります。『術名』『患者ID』など、任意のテキストをメタ情報として登録しておくことで、必要なときに必要な手術動画を一瞬で取り出すことができるようになります。

あらゆる端末からアクセス可能

Cmosy Medical に動画をアップロードすると自動的にエンコードが実行され、PC、スマホ、タブレットそれぞれの端末に最適化された形で動画を再生できるようになります。それにより YouTube のような快適な動画の再生が可能になります。

要件に応じてセキュリティを高めることが可能

Cmosy Medical はWebブラウザで動作します。専用端末がなくても手術動画をスマートフォンやタブレットで場所を問わずにプレビューすることが可能です。しかし便利ではありますが同時に不正アクセスのリスクも高まってしまいます。 Cmosy Medical ではIP・端末制限機能もあり、利便性を損なうことなく端末管理を行うことが可能です。

Cmosy Medical を Google クラウド で構築した3つの理由

Cmosy Medical は Google クラウド上で構築されたサービスです。 本章では Cmosy Medical を Google クラウド上で構築した理由について説明します。

① 最先端技術を駆使したセキュリティ対策

Google は第3者機関による認証をいくつも取得しています。これはセキュリティ・プライバシー・コンプライアンス統制について信用することができる証明になります。毎年国際的に認められた監査機関による第三者監査を定期的に受け審査を合格しています。また、 Google はインフラの設備投資だけではなく、人材にも投資を行っています。数百人規模の専門のセキュリティチームが従事しています。その中には世界をリードするセキュリティエンジニアも所属しています。アーキテクチャ・アプリケーションなど全てのレイヤーで脆弱性をチェックしています。

② 物理的にも堅牢なデータセンター

システムでセキュリティ対策を施しても悪意を持った人が中からデータを盗み出すことも可能です。 Google はその対策も行っています。基本的には、外にデータを持ち出せないように設計されています。例えば、データセンターの外壁をフェンスで囲い金属探知機で持ち出しを防いでいます。また、破損したHDDは完全にスクラップします。またHDDは暗号化されていますので、仮に持ち出せたとしても復元することも不可能です。施設内においては生体認証、レーザーによる侵入検出で特定の人しか出入りすることができないようになっています。また、 Google 社員も一部しか入ることができません。このようにセキュリティ対策を徹底しています。自前で構築するよりもはるかに安全だと考えています。

※ 以下に比較表を作成したのでご確認ください。

院内保管と Google クラウド保管の比較

③ Google テクノロジーを活用した超高速な検索機能

Google は元々検索エンジンを提供する企業として誕生しました。 Google の検索エンジンは世界中の人々が様々なキーワードで検索を行っても、システムダウンすることなく結果をすぐに返すことができます。急激なアクセスが来ても高速に検索できるように Google のファイルシステムは設計されているからです。その強力な Google のインフラ上で Cmosy Medical は構築されています。数ある手術動画にメタ情報を付けて管理をしておくと、Google 検索エンジンで検索する要領で、ほしい手術動画を一瞬で探し出すことができます。

もちろん3省2ガイドラインにも準拠!

医療機関が診療情報をパブリッククラウドなど民間事業者が運運営する外部設備に保存する際には、3省2ガイドラインに準拠する必要があります。 (3省2ガイドラインは2019年11月に3省3ガイドラインからアップデートされたものです。)Cmosy Medical では3省2ガイドラインに準拠しております。すでに複数社導入実績もありますので、安心してご利用いただけます。

Cmosy Medicalの今後の展開について

今回の記事では Cmosy Medical の概要や機能をご紹介しましたが、今回説明した内容はフェーズ1だと考えています。まずは手術動画をクラウド上で管理するところを目指し、フェーズ2では Google AIを活用した未来型手術動画管理システムの構築を目指していきます。例えば、 Google AIによる手術動画のカテゴライズの自動化や音声による動画検索など、お客様のご要望を取り入れつつ革新的で皆様が利用しやすいサービスを目指していきます。 Cmosy Medical のお問い合わせについてはコチラから受け付けています。ご興味がある場合はぜひお問い合わせください。

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